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ナポリの窯で起きたパワハラと遺言トラブル!宮下貴弘氏と木野将徳氏(エックスモバイル社長)の関係とは?

ナポリの窯木野氏

先日、ナポリの窯の宮下貴弘氏によるパワハラが内部告発され、注目を集めています。

X(旧Twitter)界の暴露系、滝沢ガレソさんのもとにナポリの窯の社員と思われる方からの相談が持ち込まれたのがきっかけとなっています。

投稿にはパワハラ音声も含まれ、そのマンガに出てきそうなハラスメント発言が話題となり一気に拡散されました。

しかし、このパワハラの裏には創業者の宮下雅光氏の急逝による遺言と後継ぎをめぐるトラブルが深く関係しています。

今年1月には、木野将徳氏が社長を務めるエックスモバイルが子会社化、木野氏が代表取締役会長、貴弘氏が代表取締役社長に就任し、新体制を整えたところでした。

順調に見えたナポリの窯の事業継承にさした突然の影、ファミリー企業ならではの複雑な人間関係、それぞれの思惑について考察していきたいと思います。

目次

「ナポリの窯」パワハラ・遺言トラブルのながれ

雅光氏が亡くなってから、遺言書とパワハラ問題が表面化するまでの流れをまとめました。

2024年12月雅光氏急逝

長くはないことを悟った雅光氏は、親交のあったエックスモバイル社長の木野将徳氏に会社経営を託します。雅光氏は木野氏のことを「次男」と呼ぶほど信頼していました。

2025年1月15日エックスモバイル木野氏が子会社化

「ナポリの窯」「ストロベリーコーンズ」を展開する「いちごホールディングス」の株を第3者割当という形で取得し子会社化します。「いちご」にちなんで1月15日というのも雅光氏へのリスペクトが感じられます。

「ナポリの窯」の代表取締役社長に宮下貴弘氏、役割としては現場の統括

代表取締役会長に木野将徳氏が就任、役割は知名度アップと、事業の拡大

~4月頃遺言書発覚 貴弘氏に退任要求

雅光氏の遺言書は公表されていませんが、内部告発の情報によれば、「貴弘氏には会社経営は無理なので、ナポリの窯の経営は息子ではなく、親交の深い木野将徳氏に一任する」という内容です。それを知った貴弘氏は経営権を失うくらいなら会社を壊す!という思考になり、激しいパワハラを行うように。

8月パワハラ内部告発

株主総会の開催を貴弘社長が拒否。裁判所を通じて「招集許可」を申請し強制的に株主総会を開く予定だが、2.3か月を要する見通しであるとの情報が出回る

3人の経営者:信頼と協力関係

順調に見えていた事業継承ですが、遺言書の発覚により騒動に至ります。ファミリー企業において、生前の合意と遺言書が食い違うことは珍しくないようですが、生前にはどのような合意がされていたのでしょうか?

それぞれの人間関係を通してみていきましょう。

雅光氏と木野氏の関係

木野氏は雅光氏から「お前は次男だ」とよんでもらえるほどの信頼を得ていました。

出会いは10数年前、木野氏がフランチャイズについて勉強するために参加した会議場。誰にも相手にされなかった木野氏に優しく声をかけたのが雅光氏だったといいます。それを機に経営者同士意気投合し、仲を深めていきます。

晩年、体調を崩すことが多くなった雅光氏は、「2.3年一緒に経営して、100億企業になったら引退しようか」という話をしています。これに木野氏も同意し構想を語り合いますが、まさか雅光氏がこの数か月後に亡くなるとは夢にも思っていなかったといいます。

木野氏の出演するYoutubeによると、一緒にという言葉には貴弘氏もふくまれていたとのこと。

雅光氏も、「長男の貴弘氏と、次男の木野氏で盛り立ててくれればいいな」と思い描いていたことでしょう。

宮下雅光と木野将徳氏

貴弘氏と木野氏の関係

実は貴弘氏とも交流があった木野氏。

偶然マンションのとなりの部屋だったこともあり、人間関係ができていたといいます。

貴弘氏は将来のナポリの窯について、「親父はいきなりは経営をまかせてくれないだろうから、木野氏と一緒にやりたい。親父と話してみないか?」と持ちかけたといいます。

木野氏と貴弘氏

父雅光氏と息子貴弘氏の関係

この二人についての具体的なエピソードは探せなかったのですが、内部告発をみると貴弘氏への信頼は薄かったと推測されます。

一方で、2.3年の間に木野氏と一緒に経営をして実力をつけて欲しいと期待する気持ちは強かったと思われます。

創業者の急逝がもたらしたすれ違い

木野氏の判断

未来の「ナポリの窯」を3人で創っていこうとしていた矢先、雅光氏が急逝してしまいます。

亡くなる2日前に、病床からの電話で経営を託されていた木野氏は、親族の同意を得て子会社化を決意します。

迅速な事業継承のためにも、木野氏が貴弘氏をパートナーとして社長に任命するのも当然の流れだったと言えるでしょう。

雅光氏の判断

しかし、その後発覚した遺言書は「貴弘氏に経営は任せられない」という内容だったのです。

雅光氏は、これからの3人での経営に期待していたものの、現時点での貴弘氏を認められないという判断を下したのす。

雅光氏の急逝がもたらしたすれ違いがここに生まれています。そしてパワハラ問題へとつながっていくのです。

パワハラ問題の深層:葛藤と人間模様

木野氏の葛藤

遺言書の発覚後、木野氏と貴弘氏との間でどのようなやり取りがあったのかはわかっていませんが、当時はパートナーとして経営していたわけですから、様々な葛藤があったことでしょう。

木野氏が貴弘氏の社長継続を望んだとしても、木野氏の一存で遺言を覆すことは難しいでしょうし、雅光氏の意向を重視したい気持ちも強かったに違いありません。どうすることが雅光氏の意向に沿いつつ、貴弘氏の希望を叶えられるのか頭を悩ませたことでしょう。

出演したYoutubeでは、雅光氏の想いを引き継ぎたい、雅光氏が亡くなる前にした約束事は全部守っているとも発言していますから、雅光氏の遺言書を尊重するに至ったのでしょう。

貴弘氏の暴走

社長退任を要請された貴弘氏は、これを拒否し暴走を始めます。

内部告発によると、「やっと手に入れた会社の経営権を木野氏に奪われるくらいなら会社ごと壊してしまえ!」という思考なったといいます。法的に社長を解任されるまで居座り、過激なパワハラとリストラを繰り返しているようです。

決定的瞬間:信頼と亀裂のドラマ

貴弘氏が社長退任要請を拒否したことで、木野氏は裁判所を通じて「招集許可」を申請、株主総会を開く手続きを踏んでいます。開催までに2.3か月を要しますが、そろそろ総会が開かれてもいい時期ではないでしょうか。

雅光氏の意向を尊重した木野氏と、社長の椅子に居座りたい貴弘氏。

会社を壊すという考えに至った時点で、父雅光氏、木野氏との信頼関係は崩れ去っていることは明らかです。

邪推かもしれませんが、貴弘氏が木野氏に一緒に経営したいと持ち掛けたのも、ナポリの窯の経営権を手に入れるためだったのかもしれません。

まとめ

ナポリの窯の遺言騒動は、制度上は珍しいことではありませんが、子会社化や新体制のあとに発覚したため大きなトラブルに発展しました。

今回は人間関係の面からこの出来事を読み解いてみましたが、木野氏の誠実さが際立っていました。

トラブルからの信頼回復にどう動いていくのか注目したいと思います。

余談ですが、木野氏は生前雅光氏が望んでいたホリエモンとのコラボ商品を考えているとの情報が。

ホリエモンが立ち上げたWAGYUMAFIAとピザのコラボが実現するのを、今は楽しみにしたいと思います。

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